掲載:2023年12月
コインランドリーの開業に興味があるけど、開業・運営費用がいくらかかるか分からなくて悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
実際に開業にかかる費用に関する質問は多いです。
開業費用と運営費(ランニングコスト)はどれくらいなのか、そして、何年ほどで投資回収できるのかなど気になりますよね。
そこで今回は、開業費用と運営費について、モデルプランを参考に解説していきたいと思います!
費用の話をする前にコインランドリーの設備についてお話しします。
コインランドリーの店舗はおおよそ10坪~25坪の土地で作られます。郊外地域であればさらに自動車3~5台が停められる駐車場を完備するのが一般的です。
一方、都市部ではマンションの一階テナントに入ることも多く、駐車場を作らないこともあります。
工事費は建物をイチから建てるとなると費用が高くなりますが、居抜きなら費用を抑えられます。
機械は中古で購入することも可能ですが、中古の製品は故障した際の保証がない可能性が高いです。万が一のことを考え、しっかりと保証されている機器を購入することをお勧めします。
また、機械はリース契約することで、初期費用を抑えることができます。
モデルプラン 10坪プラン
まず、10坪の土地で開業する場合の機械代と、毎月の売り上げが40万円で、機械を7年リースで契約した場合の採算例をご紹介します。
機械代
収益シミュレーション
月額売上…40万円の場合
項目 | 金額 | 内容 |
---|---|---|
月々のランニングコスト | 約28.3万円 | 機械代(リース)、光熱費(売上の約30%) |
初期費用 | 500万円 | 工事代 |
月々の営業利益 | 約11.7万円 | 月額売上-月々のランニングコスト |
※記載金額は目安です。
初期費用回収期間(初期費用÷月々の営業利益)約3年7カ月
10坪プランの場合、機械代は7年リース契約で1123万円ほどで、その他に工事代が500万円ほどかかります。また、ランニングコストとして光熱費や洗剤・ソフターなどの費用も毎月必要です。
これらの費用を回収するには毎月40万円の売上があった場合、約3年7カ月かかる計算となっています。
モデルプラン 20坪プラン
続いて、20坪の土地で開業する場合の機械代と、毎月の売上が80万円で、機械を7年リースで契約した場合の採算例をご紹介します。
機械代
収益シミュレーション
月額売上…80万円の場合
項目 | 金額 | 内容 |
---|---|---|
月々のランニングコスト | 約56.5万円 | 機械代(リース)、光熱費(売上の約30%) |
初期費用 | 700万円 | 工事代 |
月々の営業利益 | 約23.5万円 | 月額売上-月々のランニングコスト |
※記載金額は目安です。
初期費用回収期間(初期費用÷月々の営業利益)約2年6カ月
機械代は7年リース契約で約2242万円、工事代が700万円かかります。そこに光熱費や洗剤・ソフターなどのランニングコストがかかります。
これらの費用を回収するには毎月80万円の売上があった場合、約2年6カ月かかる計算となっています。
その他のプラン
以下のページでは、上記でご紹介した10坪プラン、20坪プランの他にも様々なモデルプランを店内のイメージ図付きで掲載しています。
また、毎月の売上に関しても幅広いパターンで見積もっているので、是非ご確認ください。
コインランドリーオープンまでの流れ
Fujitakaは提案からアフターフォローまで、皆さまのコインランドリー経営をしっかりサポートいたします。開業までの流れを把握し、まずはご相談ください!
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①コインランドリー出店相談
まずは、開業支援の専門アドバイザーにご相談ください!具体的な開業費用や運用方法について相談し、不安を解消しましょう。
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②立地調査
出店予定地の人口や競合店を調べ、市場特性にあった施設をご提案いたします。コインランドリーの開業では、立地はかなり重要なため慎重に確認しましょう。
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③収支計画・店舗企画設計
立地調査から出店規模や収支計画を算出し、立地特性に合った店舗企画設計図を提供いたします。
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④お見積もり・ご契約
お客様の納得をいただいたうえで、ご契約成立となります。
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⑤施工・開店準備
店舗工事からコインランドリー機器導入まで、コインランドリー店舗施工のノウハウを持った弊社へお任せください!
オープンチラシやPOP広告、開店後のPR計画なども支援します。 -
⑥コインランドリーオープン!
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⑦アフターフォロー
メンテナンス、清掃、運営に関するご質問にお答えするなど、経営の支援を行います。
保健所に提出する届出
コインランドリーを設置する地域の保健所には、「コインオペレーションクリーニング営業施設開業届」を提出しなければなりません。
こちらを提出すると、保健所職員が施設基準を満たしているか、店舗へ確認に来ます。施設基準を満たしていないと、コインランドリーの開業ができません。そのため、基準をしっかりと理解して店舗の設計をしましょう。
施設基準は各地域の保健所により異なります。主な内容を以下のコラムに掲載しているので参考にご覧ください。
また、開業届だけではなく、従業員名簿・店舗の見取り図・店舗の配置図・施設概要・法人の場合は登記事項証明書などの書類提出も必要となります。
消防署に提出する届出
「コインランドリー開業の届出でなぜ消防署?」と感じる方もいらっしゃるでしょう。火消防法では、コインランドリーの乾燥機・洗濯乾燥機は「火を使用する設備、器具等に対する規制」に該当するため、管轄の消防署への届出が必要になります。
ただ、自治体によっては、この届出を不要としている場合もあるので、提出の必要性はご確認ください。
立地調査はしっかりと!
コインランドリーの開業にあたって、最も重要なのが「立地」です。
近くに競合店があるかどうか、顧客の需要はあるのか、客層はどうなるかなど、しっかり周辺の調査をしないと収支が合わなくなり、経営を断念しなければいけなくなることもあります。
自己所有地にこだわって開業した場合、開業後に売り上げが伸びなかったということもあるため、要注意です。
Fujitakaでは、無料で立地調査させていただきます。事業の収益性が見込めない場合、無理な出店を勧めたりしませんので、ご安心ください。採算の合う立地を見つけ、お客様に物件のご紹介もしております。
開業資金だけでなく運転資金も用意しておこう!
コインランドリーの開業にあたって、運転資金の確保も重要です。
コインランドリーの経営は初年度の売り上げが1番伸びないと言われています。運営を続けていくと、多くの場合は4~5年で売上が安定するので、開業費用だけてでなく、運転資金も用意しておきましょう。
コインランドリーの開業事例をいくつかご紹介します。
集客や店舗デザインについてなど参考にご覧ください。
N-STANDCAFE&LAUNDRY[福島県・郡山市]
カフェとの併設事例です。お洒落でキレイなコインランドリー店舗内にカフェが入っており、待ち時間にご利用いただけます。
LEAFIS世田谷2丁目店[東京都・世田谷区]
各地の有名ラーメンの無人販売店と併設しています。洗濯のついでに美味しいラーメンが購入できます!
最近、コインランドリーと様々なビジネスが組み合わさった店舗が多く見られます。上記のようなカフェや食品販売店との併設店もあれば、トランクルームやトレーニングジムなど、その組み合わせはとても幅広いです。
併設によって多店舗との差別化を図り、オリジナリティのある店舗として認知度を上げることができます。
コインランドリーの併設店についてのコラムもあわせてご覧ください!
AQUA木津川店[京都府・木津川市]
ショッピングモール内にあるので、洗濯の待ち時間に買い物ができます。
「コインランドリー経営」といえば「土地活用」のイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、空室や空きテナントで開業することも多くあります。
ショッピングや複合施設に入っていると「買い物している間に洗濯ができる!」「洗濯している間に美容室へ寄ろう!」など、待ち時間の有効活用ができます。
自身で併設店を運営する余裕はないといった方にもおすすめですね。
いかがでしたか?コインランドリー経営を成功させるにはシミュレーションが肝心です。
Fujitakaでは立地調査から出店規模や収支計画を算出し、しっかりとシミュレーションをしたうえで、採算がとれるかどうかを判断します。
採算がとれない場合ははっきりとお伝えしますので、まずはお気軽にご相談ください。
Fujitakaはこれまで2600店舗以上のコインランドリーの開業支援をしてきました。
そこで培った豊富なノウハウを活かし、お客様の予算やご希望に合わせた様々なプランをご提案できます。お気軽にご相談ください!