掲載日:2024年01月10日
コインランドリー経営の5つの失敗例と対策
ここからは、コインランドリー経営の失敗例と対策を5つご紹介します。
ランドリー機器の台数・構成バランスは慎重に選定しよう
コインランドリー経営は、機器をいかに効率よく稼働させるかで売上が大きく変わってきます。
よくある失敗例として、「便利な洗濯乾燥機をたくさん導入したけど、結局乾燥機しか使われていなかった」や「大型機を中心に導入したけど、結局よく使われているのは小型機だった」などが挙げられます。、利用客の需要と機器の構成がかみ合っていないと、売上が思うように伸びません。
失敗しないPoint!
導入する機器の台数や構成のバランスは、開業地域の客層や気象環境などを考慮し、しっかりとマーケティングしたうえで選定することが重要です。
立地選びが最重要!失敗すると収益化が厳しい
コインランドリー経営が成功するかどうかは、7割が立地で決まると言われるほど、立地は重要な要素となってきます。
よくある失敗例として、「自己所有地にこだわって開業したが、売上が伸びずに廃業してしまった」などのケースがあります。所有されている土地が必ずしもコインランドリー経営に適している訳ではありません。
近くに競合店があるかどうか、顧客の需要はあるのか、客層はどうなるかなど、しっかり周辺の調査をしないと収支が合わなくなり、経営を断念しなければいけなくなることもあります。
失敗しないPoint!
市場調査、しっかり実施しましょう!駐車場の有無や住宅地の近さ、視認性が良さ、近くに商業施設があるかなどの条件によっても売上の見込みが変わります。
どのような土地がコインランドリー経営に適しているのか、下記コラムにて詳しく紹介しております!参考にご覧ください。
「無人ビジネス=ほったらかし」はNG!
コインランドリー経営は、無人で運営できるため人件費は必要ありません。しかし、店舗の様子を定期的にチェックすることがが繁盛店になる秘訣です!
「無人=ほったらかしていても問題ない」とお考えの方も多いのではないでしょうか。「機器や利用者様のトラブル対応が遅れた」「店内の清掃が行き届いていなかった」などが要因でお客様が離れてしまうことはよくあります。トラブルに対する迅速な対応や店内の清潔感は、リピーター獲得に非常に大きな影響を与えます。
失敗しないPoint!
常に様子を見るのが難しい方は、お問い合わせや清掃を委託することもひとつの手です。委託することにより、問い合わせの一次対応やご自身での毎日の清掃が不要となりオーナー様の負担を増やさずにお客様の満足度を維持することができます。
しかし、委託したからといって完全に任せきりにするのではなく、オーナー様自身も定期的にお客様目線でチェックすることが大切です。ご自身でチェックすることによって、足りないものやサービスが行き届いていない箇所にも気づくことができ、より良い店舗づくりに繋がります。
開業費用だけでなく運転資金も用意しよう
コインランドリーをオープンするにあたって、運転資金を十分に確保しておくことも重要です。
よくある失敗例として、「開業費用しか用意していなかったため、最初の1~2年を乗り越えらず、廃業してしまう」というケースがあります。オープン初年度は、認知度が低いため、売上が伸びない可能性が高いです。コインランドリー経営は、初年度が1番売上が悪く、運営を続けていくと認知度が高まり、売上も右肩上がりになります。
失敗しないPoint!
売上が安定するまでの期間を4~5年と想定しておきましょう。
その期間に必要な運営資金をどのように用意するのか、開業前に考えておきましょう!
とはいえ、コインランドリー経営はランニングコストが比較的少ないことも特長のひとつです。
コインランドリー経営の開業費用・運転資金については、下記コラムで詳しく紹介しています。参考にご覧ください!
いきなりの大型店舗出店には気をつけて!
コインランドリー店舗の一般的な大きさは、15坪~30坪と言われています。
よくある失敗例として、「大型店舗を出店し、敷地内いっぱいにランドリー機器を導入したため初期投資が高くなり、採算が取れずに廃業になってしまった」というケースがあります。大型コインランドリーの経営は、初期投資額が多くなり、失敗した際のリスクが大きくなってしまいます。
また、コインランドリー経営が初めてという方や慣れていない方は、特にうまく運営できず、採算が取れないこともあります。
失敗しないPoint!
どうしても30坪以上の大型店舗を開業したいという場合は、採算の取れる範囲でランドリー機器を導入し、空いたスペースはお金のかからないサービス(こども用スペースや洗濯物をたたむスペースなど)やコインランドリー以外の無人サービスを併設することで顧客満足度を高めることができます。
コインランドリー経営成功のコツはずばりコレ!
コインランドリーの経営における5つの失敗例と対策をご紹介しましたが、成功の秘訣はずばり「立地選び」です。
コインランドリーの成功のためには、立地70%、オーナー資質15%、ノウハウ15%と言われています。
立地が大半を占めるため、どこで開業するかで今後の売り上げが決まるといっても過言ではありません。つまり、候補地選びが最重要となってきます。
しかし、残りの30%はオーナー様の経営努力や運営ノウハウが必要となってくることも忘れてはなりません。立地だけではなく、より良い店舗にするための取り組みも欠かせないのです。
コインランドリー経営の成功事例
コインランドリー経営の成功事例をご紹介します。先ほどご紹介した「立地」はもちろん、繁盛店舗には様々な工夫がされているので参考にご覧ください!
ホワイトピア洛西店[京都府・京都市西京区]
ホワイトピア洛西店は白を基調としており、清潔感がある店舗となっています。
コインランドリー経営 成功のポイント「立地」
ホワイトピア洛西店の位置する京都市西京区は、主に住宅地として発展しており、ファミリー層が多く住んでいます。
新しい住宅街やマンションが多く、大型ショッピングモールやスーパーマーケットもあります。バスや電車などの公共交通機関もありますが、駅からの距離を考えると車移動される方が多い地域となっています。
ホワイトピア洛西店は、大きい道路沿いに位置し、駐車場が広く、屋根付きの店舗となっています。
ホワイトピア洛西店のように郊外に出店を考える際は、以下の点に注意できると良いでしょう。
・交通量が程よく、大きい道路沿いなどの人目に触れ、認知される場所
・車の出入りがしやすい駐車場がある
また、店舗の隣にはコンビニ、付近に飲食店があるため、洗濯の待ち時間を過ごすのに困ることはないという点も利用者から喜ばれるポイントでしょう。
N-STANDCAFE&LAUNDRY[福島県・郡山市]
こちらのコインランドリー店舗はカフェと併設しており、洗濯の待ち時間にカフェを利用していただけます。
コインランドリー経営 成功のポイント「競合他社との差別化」
利用者の利便性を高め、他店舗との差別化を図るために「他業種との併設」をするコインランドリー店舗が増加しています。
こちらのコインランドリー店舗はカフェと併設しており、メニューは食事系からデザートまで様々!テレビや雑誌などのメディアにも取り上げられ、多くの方から愛される店舗となっています。
カフェとの併設において1番のメリットは、「洗濯の待ち時間をコインランドリー店舗内で有意義に過ごせる」という点です。カフェで美味しいものを食べたり、リラックスした体験が利用者にとって特別なものとなり、コインランドリーの利用促進、リピーター増加に繋がります。
また、コインランドリー店舗と他業種を併設することにおいては、どちらか一方の利用者が他方のサービスにも興味を持ち、結果として両方の利用者数が増えることも期待できます。
こちらの店舗においては、主にカフェメニューがSNSにて多くの方に拡散・シェアされています。カフェを入り口にコインランドリー店舗を認知する方も多いのではないでしょうか。
コインランドリー経営はFujitakaに相談!
いかがでしたか?今回は「コインランドリー経営5つの失敗例と対策、成功事例」をご紹介しました。
コインランドリーの経営には、多くの魅力やメリットがあります。失敗例から学び、安定したコインランドリー経営を目指しましょう!
Fujitakaでは全国2600店舗以上の開業実績から得た豊富なノウハウを活用し、オーナー様の経営の手助けをいたします。
また、詳細な商圏調査で立地が開業に適しているかも綿密に調査し、不適切な立地によるリスク回避もお手伝いいたします。無理な出店は一切させず、様々な視点から最高のコインランドリーをご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください!