掲載日:2024年06月10日
新紙幣発行はいつから?
2024年7月3日から、1万円、5千円、1千円の新紙幣が流通開始します。
新紙幣発行の目的
偽装防止の強化
現在流通している紙幣は、2004年に発行を開始して以来20年近くが経過しており、その間民間の印刷技術は大幅な進歩を遂げています。今回の新紙幣にも、その最新技術を駆使した偽造防止技術が採用されています。
ユニバーサルデザインの採用
今回の新紙幣は、額面の数字が大きくなるなどデザインの変更がされています。目の不自由な方や外国人など、誰にとっても使いやすい紙幣となるようユニバーサルデザインが採用されました。
コインランドリーオーナーが新紙幣対応をするべき理由
機器故障リスクの低減
新紙幣に対応していない機器に新紙幣を投入すると、エラーや故障してしまう危険性があります。機械が故障してしまうと、新しい機器の購入や修理などの突発的な費用が増えてしまうことが予想できます。そうなる前に、精算機や両替機の改修・入替をして、機器故障のリスクを下げましょう。
顧客離れ・機会損失
今回の新紙幣発行は、新紙幣の流通スピードが新500円硬貨より速いと言われています。新紙幣がコインランドリー利用者様に渡り、精算機や両替機で使用出来なかった際は顧客離れや売上機会の損失に繋がる可能性もあります。
キャッシュレス化が進んでも現金の需要は高い!
新紙幣発行を機に、決済方法をクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレスへ移行することも1つの案です。
しかし、日本はまだまだ現金が根強く浸透しています。特に、高齢世代は現金を使用することが多くあります。また、キャッシュレス決済を導入すると、コインランドリー店舗側に【決済手数料】の支払いが生じます。さらにキャッシュレス決済は売り上げが上がるタイミングと現金が入金されるタイミングにラグが発生します。店舗の運営状況によってはキャッシュフローの悪化により、資金繰りが厳しくなることも考えられます。
キャッシュレス決済は増加傾向にありますが、現金主義の利用者様や決済手数料、キャッシュフローなどを考えると、コインランドリー店舗では、今後も現金を使用できるように新紙幣の対応をおすすめします。
新紙幣対応は何をすればいい
コインランドリー内の精算機や両替機の新札対応方法は大きく2つあります。
既存の精算機や両替機を改修する
既存の精算機や両替機を改修して、新紙幣対応にアップデートすることができます。「ビルバリ」という紙幣を識別する装置を交換することで新紙幣の対応が可能になります。
改修であれば、新しく導入するよりも費用が掛からないので、コスト面が気になる方にはおすすめです。
しかし、購入から年数が経過していると改修ができない場合があるので、新札対応が可能な精算機や両替機なのかをメーカーに確認しましょう。
新しい精算機や両替機を導入する
新紙幣発行を機に、新しい機器の導入もおすすめです。
Fujitakaで取り扱っている最新の精算機と両替機をご紹介いたします。
AQUQ「マルチ端末機」
〇多様な決済手段に対応!
決済方法:現金、ランドリーカード(店舗専用ICカード)、QRコード決済※、電子マネー※
〇店員が不在でも、領収書を発行可能!
〇コインランドリーで使えるクーポンを簡単に作成・発行!
※オプションになります
TOSEI「集中精算機」
〇多様な決済手段に対応!
決済方法:現金、店舗専用プリペイドカード、電子マネー※、クレジットカード※
〇店員が不在でも、領収書を発行可能!
印刷した領収書で「コインパーキングの無料利用」などの連携サービスを展開できます。
〇機器トラブルなどがあった場合、オーナー様の電話に直接連絡ができる業界初の「音声情報システム」を搭載!稼働状況も確認できます。
Fujitaka「両替機/千円札紙幣・500円硬貨専用」
〇ドリル破綻・こじ開けに強い安心の防犯設計
〇1,000円札→100円硬貨×10枚
〇500円硬貨→100円硬貨×5枚
新紙幣対応の準備をしていない方は今すぐに対策を!
新紙幣が発行されるのは7月3日からですが、精算機や両替機の新紙幣対応はすぐにできるわけではありません。弊社でも新札対応の受注をたくさん頂いており、既に順番待ちの状態になっています。
加えて、前述したとおり、今回の新紙幣発行では新紙幣の流通スピードはかなり速いと言われています。コインランドリーオーナーの皆さまは、今すぐにでも新紙幣対応に向けて動きましょう!